競馬入門講座

◆なぜなに競馬教室◆

◇(騎手・調教師・きゅう舎等)競馬に携わる人 (2)

Q.レース時の騎手服について教えてください。
A.騎手服は勝負服とも呼ばれ、馬主が規程に則した色(13色)と形(主として14形状)からデザインしたものが登録され、レースに使われます。通常1頭につき1着が馬主(もしくは調教師)によって発注され、ほとんどが手作業によって仕上げられています(1着2〜3万円程度)。素材はサテンか伸び縮みする「エスパー」という化繊が主流ですが、他に通気性など新しい機能を持った素材、生地も試みられています。なお、できあがった服は調教師が管理し、競走当日騎手に渡し、競走後に返されます。

Q.昔のダービーの記録の中に騎手と調教師が同一人物で出走した馬がいたのを見つけました。昔は調教師が馬に乗ってレースに出走できたのでしょうか。
A.調教師と騎手との区分化は昭和12年にその整備が図られましたが、当時は馬主がきゅう舎を所有していたり、騎手、調教師などきゅう舎関係者も現在のような形態とは大きく異なる体制で競馬が行われていました。競馬の進展にあわせて分離化の猶予、準備期間が設けられたものの大戦等の社会情勢から、実質的な区分は昭和23年の競馬法施行まで待たなくてはなりませんでした。これ以降、騎手と調教師が同一人物というケースはなくなっています。

Q.騎手の新人賞について教えて下さい。
A.JRAの新人騎手賞は、昭和62年にJRA賞最多勝利新人騎手賞として、他の部門(優秀調教師、優秀馬等)とともに制度化され、第1回は武豊騎手が受賞しています。要件としては、その年のデビュー新人騎手を対象に、年間30勝以上で30日を超える騎乗停止を受けていない最多勝利騎手に与えられます。
受賞者の発表は、年度末の競馬終了後に、またその表彰式は新年度頭初に行われています。


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