Q.ﾚｰｽ中に｢審議｣になることがありますが､誰が決めるのですか｡
A.相撲における勝負審判(役)に相当する裁決委員(3名)の判断により､｢審議ﾗﾝﾌﾟ｣が点灯され､その内容についてｱﾅｳﾝｽします｡処理に際しては､走路監視委員(各ｺｰﾅｰでﾚｰｽを監視)や､関係する騎手､調教師等から事情を聴取する一方､ﾊﾟﾄﾛｰﾙﾋﾞﾃﾞｵ(業務用としてﾚｰｽを撮影)を参考にして裁決を下します｡結果については､必要に応じ､ｱﾅｳﾝｽのほかﾊﾟﾄﾛｰﾙﾋﾞﾃﾞｵによってﾌｧﾝの皆様をはじめ､関係部署への周知を徹底します｡

Q.発走前にｽﾀｰﾄ地点から200〜300m離れた所にひとりで旗を持っている人がいますが､あの人の役目はどういうものなのでしょうか｡また､肩書きはなんというのでしょうか｡
A.｢白旗係｣と称し､発馬機(ｹﾞｰﾄ)の先方約200mの馬場中央に立ち､ｽﾀｰﾀｰを注視します｡ｽﾀｰﾀｰはｽﾀｰﾄ時にｱｸｼﾃﾞﾝﾄ(ﾌﾗｲﾝｸﾞ､ｹﾞｰﾄが開かない等)があった場合に正しい発走ではない旨､赤い旗を振りますが､ｽﾀｰﾄを切った全馬の騎手は認識できないため､白旗係が相呼応して白旗を大きく振りつづけ､騎手にやり直しを知らせるのです｡

Q.同じ枠に同一馬主の馬が2頭入った場合､片方の騎手の帽子が2色の分割模様となっていましたが､3頭入った場合はどうなるのでしょうか｡
A.規程による馬主服色は､1馬主につき1種類であるため､同枠に同一馬主の2頭が入った場合､片方の帽子を染め分けとし､馬番の少ない方を枠色の1色､もう一方を白色との四ッ割染め分け帽子として区別します｡(1枠−白､2枠−黒､3枠−赤､4枠−青､5枠−黄､6枠−緑､7枠−橙､8枠−桃｡1枠の場合のみ､馬番1番が白色で馬番2番が水色との四ッ割染め分け)3頭同枠同一馬主の場合､四ッ割に加えて八ッ割染め分け帽子が用いられます｡馬番の少ない順から枠色､白色との四ッ割染め分け､白色との八ッ割染め分け帽子となります｡