競馬入門講座

◆なぜなに競馬教室◆

◇競馬のしくみ (1)

Q.馬がレースに出走した後、次回のレースに出るには何日くらい間を空けるのでしょうか。
A.出走した日から起算して5日以内に施行されるレースには出走できません。つまり、土・日の競馬ですから、 同じ週でなければ出走できるわけですが、レース間隔はその馬の状態と適正な条件のレースを判断して調教師が決めます。連闘(次の週に出走)する馬もいれば、1ヶ月以上の間隔の馬もいます。一般的には上級クラスの馬のほうが間隔が開く傾向があります。

Q.「良馬場」とか「重馬場」など馬場の状態はどのようにして決められるのですか。
A.馬場状態は馬場関係部署(馬場取締、馬場造園課)の職員4〜5名の協議によって発表されます。個々の競馬場に よって土壌、砂質や路盤、また気候風土などが異なるため、関係者は踏査(馬場を歩いて一周)したり、表面をさわったりして全体的な馬場状態を把握します。また、コースの数ヶ所に設けられている含水測定器の数値などがその基準となります。

Q.例えば8頭立てのレースにおいて、6頭以上が落馬した場合の馬券(勝馬投票券)の払い戻しはどうなるのですか。
A.出走馬全てが落馬などで競走を中止した場合、単・複・連全ての投票券は全額返還されます。7頭が競走を中止したときは、単・複の的中者は払い戻しを受け、連勝の投票券は返還されます。競走中止が6頭の場合には、単・複・連いずれも的中者は払い戻しを受けます。
 
Q.出走取消、競走除外、言葉は似ているのですがそれぞれどう違うのでしょうか。
A.取消、除外とは出馬投票(レースへのエントリー)後に、その馬がキャンセルとなったこと(病気、けが、放馬による消耗等)を示しますが、一部の例外を除き、取り扱い上、事由の発生時刻、場所によって区別されています(発走除外は平成12年1月1日から競走除外に名称が統一されました)。

Q.調整ルームというのがあるそうですが、何をするところですか。
A.調整ルームは各競馬場と美浦・栗東の両トレセンに設けられた施設(独立した建物)で、翌日に騎乗する騎手は原則として、騎乗予定日前日の午後4時までにトレセンまたは開催場内の調整ルームに入ることが義務付けられています。これは、外部との隔離によって出走人馬を保護する日本独自の制度(施設)で、宿泊のほか減量用サウナやトレーニング設備等を備え、文字どおり、競走に向けての心身の調整を図る施設となっています。


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