競馬入門講座

◆なぜなに競馬教室◆

◇(競走)馬について (2)

Q.カイバ(飼葉)ってどのようなものですか。また、馬はなぜニンジンが好きなのですか。
A.サラブレッドのごはんであるカイバは普通以下の食材で配合され、1日3〜4回(約2〜3kg/回)与えられます。この食事のほか、適宜、乾燥した牧草がいつでも食べられる状態で馬房に置かれることもあります。また、サラブレッドは1日20〜40リットルの水を飲むといわれています。(主食的なもの)・エンバク(燕麦、麦の一種) (副食的なもの)・フスマ(小麦を脱穀したときの表皮)・アブラ粕(菜種またはコーンの搾油粕)または大豆粕・牧草(青草または乾草)・添加飼料(ビタミン、ミネラル、岩塩等) ニンジンが好きな理由ですが、馬は甘味を好むことから、手頃な食材として与えられてきたようです。その他嗜好品としてリンゴ、バナナ、ハチミツ、角砂糖などがあげられ、時によっては与えられることもあります。

Q.馬の蹄鉄は年に何回ぐらい替えるのですか。
A.競走馬の靴にあたる蹄鉄は、字のごとく、以前は鉄製(丈夫だけど重い)であったため、競走時にはその都度、軽い(耐久性に乏しい)アルミニウム製に打ち替えられ、競走頻度によっては蹄(ひづめ)への負担が考慮されなければなりませんでした。近年は新しい素材(アルミニウム合金製)に変わり、普段(調教)と併用できる「兼用蹄鉄」が使われており、約3週間ごとに装着されています。ただし、長期休養や放牧時にはこの間隔は延び、また繁殖にあがった場合には通常蹄鉄は使用されなくなります。

Q.芦毛と言えば白い馬のイメージですが、パドックを見ていてそうとは見えない毛色の馬が出ていましたが、何か基準があるのですか。
A.サラブレッドは誕生後、選手登録とも言える血統登録(2歳時)を受けますが、そのための審査が、離乳前と2才の春の2回実施され、その折、毛色もチェックされ、記録されます。芦毛は原毛色(鹿毛、栗毛、青毛など)に白色毛が混生し、普通、年齢とともに白色の度合いが強くなりますが、中には3〜4才時でも、一見芦毛とは見えない原毛色を強く示す馬もいます。しかしながら、血統的な背景(少なくとも両親の一方が芦毛)や混生の特徴から、古馬になるにしたがい芦毛の色合いを濃くしていきます。


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