競馬入門講座

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◇レースのクラス分け (1)

馬の年齢と収得賞金の額によってクラスは分けられています。基本的には、ひとつ勝つごとに上のクラスヘステップアップする仕組みです。ただし、年齢が上がることでクラスが下がる場合もあります。また、重賞競走(グレードレース)の2着でも収得賞金が加算されて昇級することもあります。

一部のレースで例外もありますが、原則として、1月から6月中旬までは3歳馬だけのレースと4歳以上の馬によるレースの2本立てとなります。それ以後は3歳馬も4歳以上の馬と一緒に出走するようになり、2歳馬だけのレースと3歳以上の馬によるレースの2本立てに変わります。

通常、競走馬は2歳から3歳にかけての新馬戦でデビューします。新馬戦に勝てば次のクラスに進み、勝てなかった馬は、未勝利戦で戦うことになります。(2003年6月より、新馬戦競走には、すでに出走したことのある馬は出走できないこととなりました。これにより、新馬競走は初出走馬のみの競走となります。)勝ち上がった馬は、500万円以下クラスに進みます。そして勝つごとに1000万円以下、1600万円以下とステップアップしていきます。なお、2歳戦の始めのうちは新馬戦とオープン競走しか組まれません。その後、勝ち上がった馬の増加につれてクラスを細分化していきます。2歳の8月頃から500万円以下クラス、また3歳の6月頃から1000万円以下クラスと分けられ、さらに年上の馬と一緒にレースを行う3歳以上という条件の競走から1600万円以下クラスと分けられていくのです。

条件戦を卒業した馬はオープン入りし、オープン特別、G3、G2、G1でしのぎを削ります。なかでもG1レースはオープンの頂点であると同時に、それを制覇することは競走馬の最大の目標でもあります。こうした大レースに出走するためには競走馬はひとつひとつの条件をクリアしていくことが必要となります。

すなわち最終的にG1レースに出走できる競走馬はごくごく少数となり、年間1万頭ものサラブレッドが生産される中で、G1ホースの称号が得られるのは、ほんのわずかなのです。


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