競馬入門講座

◆競馬いんふぉ◆

《レースの確定》

レースが終了すると、着順掲示板に到達順位が表示されます。その後「確」の文字と「赤ランプ」が点灯するとレースが確定となります。払戻金が発表され、馬券が的中していた場合には払戻しを受けることができます。また、着順掲示板に「審」の文字と「青ランプ」が点灯(レース中に点灯することもあります)した場合には、審議が行われます。
審議は公正な競馬を行うためのシステムで、このほかにも競馬は、さまざまな場所で公正確保のため厳しいチェックがなされています。

●払戻しの見方
レース終了後、着順が確定して払戻しの発表になります。払戻しは100円の馬券を購入した場合に払戻される金額で表示されます。また、審議の結果、着順が変更になる場合もありますので、馬券は勝馬が確定するまで捨てないようにしてください。

●審議
レース中は、スタンドの裁決室で裁決委員が、各コーナーのパトロールタワーで走路監視委員が、それぞれ走行妨害などの違反行為をチェックしています。裁決委員が着順を変更する可能性ありと認めた場合、レース終了後ただちにパトロールビデオを参考にして審議します。審議の対象馬がほかの馬の走行を妨害したと認められた場合、降着あるいは失格とし、着順を変更してレースが確定します。

●走行妨害
平成3年から導入された「降着制度」により、走行妨害が認められた場合には、加害馬は「降着」あるいは「失格」となります。「降着」や「失格」となった場合には、レースの確定後、パトロールビデオを場内テレビなどで放映します。

★〈降着〉加害馬が被害馬より上位または同着でゴールした時は、加害馬は被害馬の次の順位に降着となります。ただし被害馬が加害馬より上位でゴールした場合は、着順は到着順位のとおりとなります。

★〈失格〉被害馬がその加害馬の妨害が原因で競走を中止した場合、加害馬は失格となります。

例1
降着になる
加害馬が被害馬より上位でゴールした場合
例2
着順はそのまま
被害馬が加害馬より上位でゴールした場合
例3
失格になる
被害馬がその加害馬の妨害が原因で競走を中止した場合

≪着順確定後の失格と不服申立て(アピール制度)≫

●競走の翌日から5年以内に(1)禁止薬物等使用(2)馬の全能力の不発揮(3)不正協定実行が判明したときは事後失格となります。

●確定後の失格・降着、走行妨害申し立ての破棄、事後失格の裁定について、当該馬の馬主、調教師、騎手 の不服申し立てが認められています。しかし、事後失格の裁定および不服申立ての結果、競走成績の着順に 変更があっても、払戻しに関する勝馬の変更はありません。


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