競馬入門講座

◆はじめての競馬◆

パンパカ・パドック

出走する馬の調子を、自分の目で確かめる。それがパドックです。よく見えたり、キレイだったり、目があったりと、自然に応援する馬が決まります。騎手の帽子と勝負服の色も、チェックしましょう。
レースの発走30分前くらいになると馬たちが小さな陸上トラックのようなところに現れます。ここが下見所とも呼ばれるパドック。レースに出走する馬の状態を見ることができます。馬の状態を見極めようというのですから、みんな真剣です。間近で観察するにあたっていくつかのポイントがあります。その第一は見る場所を一か所に決めるということ。できるだけ毎レース同じ条件で観察したほうが、馬を比較しやすいからです。
また正面、横、後ろ姿など、いろんな角度から観察できるということで、コーナーから見る人が多いようです。

・馬体の観察ポイント
ふっくらとしていて、張りのある馬は好調といわれています。この張りを見ることが重要なポイント。毛づやが光って、血管が浮き出ているような馬は、仕あがっているといわれています。逆光で見るとそうした毛づやの違いがわかるでしょう。
グイグイと力強く歩き、走る気配をうかがわせる馬は、気合いが乗っている証拠といわれています。汗が激しかったり、暴れたりしている馬はこの時点でスタミナを消耗している可能性があります。
馬体重も判断材料のひとつ。一般的に前のレースと比べ2〜4キロの増減なら問題ありません。大きな増減があった馬は(成長期には増える場合がある)、能力を発揮できないこともあります。これらのことは馬によっては当てはまらない場合もあります。
1頭の馬を、しばらく追いつづけて観察し、成績と照らし合わせて調子を判断することが大切です。

・マナー
パドックでのカメラのフラッシュは禁じられています。馬がフラッシュに驚いて、事故につながることがあるからです。また、大きな声を出すことも控えましょう。サラブレッドはデリケートな動物なのです。
マナーを守って楽しい競馬観戦を。ファンの皆様のご協力をお願いいたします。

・服色(勝負服)
色と柄は、馬主によって登録されますが、馬主それぞれによって異なります。柄は胴と袖にひとつずつと決められています。現在、服色は2500種類ほどです。

・装具の種類
 -ブリンカー(遮眼革)-
周囲を気にしてレースに集中できない馬の競走能力を引き出すため、前方しか見えないようにする装具で、遮眼革ともいいます。
 -シャドーロール-
レース中に脚もとの影などを気にする馬をレースに集中させるため、鼻の上あたりに着ける羊の毛でできたモール状の装具。
 -メンコ(覆面)-
馬の覆面のこと。耳覆いのついたものは音に敏感な馬が使っています。勝負服にあわせていたり、とってもおしゃれ。

●馬の毛色
・黒鹿毛(くろかげ)
・青鹿毛(あおかげ)
・栃栗毛(とちくりげ)
・芦毛(あしげ)
・鹿毛(かげ)
・栗毛(くりげ)
・青毛(あおげ)


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